たぶん、「結婚したい」ってより、「家族がほしい」んだとおもう。

昼も夜も働くアラサー女子が、仕事・恋愛・結婚について語ります。

「ゆるい就活」に「ゆるくないじゃん」というツッコミは。

流行りに乗ってみたいので、勢いで書きます。(でも真面目だよ。)
婚活の話もからめたいけど、まずは本題。


ゆるい就職:若者が正社員で働くのは「負け」 慶大助教が提案 - 毎日新聞

はてな界隈で盛り上がっている「ゆるい就活」の是非。
発端はこのニュースのようです。

一言で表すならば、

若者に「週休4日で15万円」の仕事を紹介する人材派遣サービス

です。
応募先・本家本元はこちら。
【週休4日で月収15万】ゆるい就職


各所でこの記事に対して、「正社員じゃないし、将来大変じゃん!」「未来ある若者を“ゆるい”って言葉で騙すなよ!」と、反論で盛り上がってます。
本当にそんなひどいサービスかしら、と思って記事とサイトを拝見したところ、すこし驚いてしまったのです。


なぜなら、「ゆるくないです」とサービス提供側からも、宣言されていたから。

えっ、えっ!?
みなさんのブログ読むと、けっこうツッコミ方ズレてるな、と感じたので驚きました。

参加ハードルの高い「ゆるい就活」

一見ゆるく見えるこのスタイル、求めるハードルはとっても高いです。

 採用に関心を寄せる企業はIT業界を中心に広告、印刷業界など約20社。社員約100人を抱えるIT企業「イノベーション」の富田直人社長は「景気が良くなり、中途採用で良い人材が採れない。チャレンジ精神のある優秀な人材が採れるなら、週休4日でも構わない」。しかし、ほしい人材は「新卒者と同等レベル、つまり一流大卒で高校で生徒会長をやるくらいリーダーシップがあり、コミュニケーション能力が高く、人当たりも良く、企業文化になじめる人」。結構ハードルは高い。

ブラック企業に疲れ、リハビリ的に週3日勤務を求めるような層は「ターゲットとは違う。来てほしいのはあえて社会からはみ出す賢い若者」と若新さん。

とのこと。

サービス公式サイトにも「ゆるくない」と表記。

【週休4日で月収15万】ゆるい就職のページ最下部にはちゃんと、

正規雇用など安定した就職を希望している方は間違っても応募しないでください
ゆるいのは就職の形態であり、仕事そのものはそんなにゆるくありません。

こんなにはっきり公言されているので、「週3日フリーター生活よりちょっと条件良いしとりあえず応募してみよっかな〜」みたいな、本当にゆる〜い若者を騙す気ゼロです。
騙されてるのは、口から泡吹いて怒っている方々です。
(きっとマーケティング戦略のひとつですよ、これ。)

もちろん、こんな言葉もあるので、ゆるさに惹かれる若者もいるでしょう。

 ビースタイルの「ゆるい就職」プロジェクトリーダー、宇佐美啓さん(30)は「若者全員にこの働き方を押しつけるわけではない。選択肢を増やしたいだけ。安定を得る代わり単身赴任も長時間労働も受け入れ、家族を養うのが当然だった50、60代男性と今の若者とは見える光景が違う。ワーク・ライフ・バランスを大事にし、仕事以外にも充実感を得たいのが僕ら、そしてより若い世代」と説明する。

憧れですよね、ワーク・ライフ・バランスが大切にできるような働き方。
でもそれを実現するには、社会に要求するばかりじゃなくて、自分で実験的な場に飛び込んでみよう、と考えるような意欲的な若者がターゲットではないかと思われます。

「それは確かにいいんだけど、まだ何もわかってない若者を騙すな!」というような反応もいくつか見受けられましたが、それって今までの社会構造が前提での批判では、というのを多く見受けられました。

でも、でもですよ。あなた20代の若者当事者でしょうか。
生まれた頃から不景気だった20代にとって、これから自分がどう働くかというのは、考えている人は考えているなぁと、周りを見ていても思います。

正社員になることのリスク、ゆるい就活に参加するリスク。
しっかり吟味できるような賢い人がターゲットなので、そこを心配するのはやっぱり野暮ではないかしら。
若者ゆえ気付けないこともあるのかも、と思うので、もちろんこうして色んな意見がネットで書かれるのは、参加する若者にとってはとても有意義な情報かな、とは思います。

ということで総合して読み返した結果、脱社畜ブログさんのブログがとても良記事だと思ったので、ご紹介です。


「ゆるい就職」は、今の日本だと全然ゆるくない。 - 脱社畜ブログ


まとめ

「ゆるい就活」について、「ゆるくないじゃん」というツッコミを多く見受けらました。
どれどれ、どんなサービスかしら、と思って記事とサービス元のサイト見たら、しっかりと「ゆるくないですよ」って書いてあるので、「ゆるい就活」で煽ってるのは戦略ですよね。「ゆるくないじゃん」とただ憤る反応はズレていますね。アドバイスブログは的を得ているものも多く見受けられました。優しいのねみんな。

次回予告(かも)

私個人としては、婚活目線で、一つの選択肢として、アリだと思います。
理由は三つ。
時代の変化(雇用と価値観の変化)、妊娠適齢期というリミット、共働きスタイルの検証。
これに関しては、次回の記事で書いてみようと思います。
(でも他に書きたいこともあるので、気が向いたら)

ちなみに、本気で参加してみようと思って募集要項をみたら。

対象者:
新卒(大学4年生/修士2年生)~25歳くらいの健全な若者
(それ以外の方はご相談ください)

アラサーな私は「アウト!」でした。ちゃんちゃん。

それでは引き続き、成婚までのあいだどうぞお付き合いくださいませ。