たぶん、「結婚したい」ってより、「家族がほしい」んだとおもう。

昼も夜も働くアラサー女子が、仕事・恋愛・結婚について語ります。

バーで上司にキスを迫られるよりも、お店でお客様に手を握られる方を選んだ、私の働き方。

私は正直すぎるところが、長所であり短所。
そう昨日もお客様に指摘いただいたところでした。

私が男性が苦手になったキッカケも、真面目で正直すぎるところが一因なのでしょう。
ふと、思い出したので記してみます。

男性が苦手になったキッカケ

まだ普通に会社員をしていた頃、仕事が遅くまであったり、外に出ることが多かった私。
会社の上司や同業者の方と、夜飲み歩く機会が多くありました。

身近で尊敬している人に、不倫関係を匂わされる、悲しさ。

私にとっては人生の先輩で、普段の仕事ぶりから尊敬している方ばかり。
複数人でお店で仕事の四方山話に花を咲かせる時間は、とても楽しいものでした。

ただ、二件目、三件目と人が少なくなったタイミングや、別の日にたまたま二人で飲んでいる時。
お酒で冷静な判断を失った既婚男性に、キスを迫られたり不倫関係のお誘いをされたりといったことが、幾度かありました。

知的で楽しい会話が楽しくて一緒に時間を過ごしていたのに、ああ、こうして誘ってくださったのは、そういった下心もあったからなのね。

そう考えると、女性に生まれたことが悲しくて悔しくて。
仕事や人生の話を、腹を割って先輩方と話し込むことができる、そんな同期の男子を羨んだものでした。
そして、次第に、私に女性として好意を持ってくださる男性全般が、その好意の大小に関わらず、苦手になってしまったのでした。

男性が苦手でも夜働けるワケ

そんな私が、夜の仕事をしているのは、安心して働けるカラクリがあるんです。

酔うのも口説かれるのも仕事、そして、安心の客層。

私の働いているお店は、色恋営業が必要なキャバクラではなく、お客様同士の交流や一人で飲む時間を楽しむことが目的の、ラウンジ&バー。

お店でのひと時を楽しむことがメインなので、ドレス姿に喜ばれ下ネタを言われても、手を握って口説かれても、お店の中でのお仕事だと割り切って対応ができます。

困ったことがあればママに相談したり、他の女の子にバトンタッチできる安心感。
40代の落ち着いた男性が、仕事のお付き合いで取引先を連れてこられることもあるので、荒れた飲み方をされることも少なく安心して働いています。

もう、仕事の“付き合い”では、男性と飲みに行けない。

いま思えば、仕事の付き合いで飲みに行ってた頃は、私は正直すぎて「尊敬している」という好意が相手に伝わりすぎてしまっていたのでしょう。

夜の仕事でも、可愛がってくださるお客様は、私がどこか尊敬していたり素敵だなと思うお客様ばかり。
「お前は素直で嘘がつけないから、夜の仕事は向いていない」、とみなさんにお叱りいただきます。

「仕事」で飲みに行きましょう。

でも、そんな私でも、お客様とお食事に行くときはママに報告して行くので、「お仕事」という意識で参加できます。
たとえお客様に口説かれても、「そんな関係を求められたら、ママに怒られちゃうでしょ。冗談でも嬉しいけれど」と、お店にいる時と同じ様に、にっこり笑って嗜めることができるのです。

きっといま、メインの仕事の付き合いで既婚男性とお食事に行くことになったとしても、腹を割って話すことはなく、「仕事」として意識して参加することになるでしょう。
今の私なら、その上で不倫関係をせまられたら、「そんな関係を求める方とは、もう仕事できませんね。冗談ならとても面白いけれど」と、にっこり笑って流せることでしょう。

「仕事」が自分の売上に直結するのは、夜の仕事とフリーランスのいいところ。
会社帰りに、開放感あふれた雰囲気の仲間と連れ立って飲む機会が減ったのは、少し寂しいけれど、尊敬する人を嫌いにならずに済む方が、私にとっては大事なのです。

こんな悲しさをもう味わいたくないから、一人の尊敬できる大切な旦那さんを見つけて、それ以外の男性からのお誘いはまったく気にしない、なんて状態になりたいな。
これも、私の結婚したい理由の一つです。

余談: ひさしぶりにプライベートで男の人と飲みに行ってみました。

夜の仕事と婚活を続けた結果、だいぶ男性への苦手意識がうすくなってきた今日この頃。
ちょうど先日、「仕事」も「婚活」にも関係ない男の人と、二人で飲む機会がありました。

そしたらとても楽しくって、リラックスして美味しいお酒を楽しめました。
やっぱり「仕事」だけでなく「婚活」でもどこか、構えているのでしょうね。

でも飲んで話していると、「本当に仕事が好きなんだね」とコメントいただいたので、仕事以外の大切な価値観を見つけないと、共通の話題の幅が少なくて、結婚遠のきそうかなぁと考え込んでしまったのでした。
仕事の幅を広げる、という選択肢もあるのですが。

ちなみに、仕事以外に好きなのは、美味しいお酒とそれに合うお食事。
ワイン、最近では、ウイスキーも好きです。
「仕事」でも「婚活」でも、プライベートのお誘いでも、飲みのお誘いをお待ちしています。

それでは引き続き、成婚までの間、お付き合い下さいませ。