モテたいと思うなら、ブログを書くな。
編集力がないなら、ブログで恋愛を語ることは危険すぎる。
書かないんならいいんだよ。
気をつけて書くならいいんだよ。
でも、誰かの心を動かしたいと思うなら、
ブロガーとして文章力を鍛えるのは、一つの手段として有効。
その結果、モテる可能性は、なきにしもあらず。
なんてことを、こちらの記事を読んで考えていました。
女子のキラキラ自撮りって、効果あるの? はあちゅう×田端信太郎×本田哲也がブランド視点でブッタ斬り! | ログミー[o_O]
引用させていただきます。
今進んでる恋愛を、過去の話のように書く
田端:それでいうと、はあちゅうさんって過去の恋愛話はするんですけどオンゴーイングの今進んでいる話はしなくないですか?
はあちゅう:だって、私のリアルの……。
田端:そこまで切り出そうとは思わない(笑)。
はあちゅう:私は別に大丈夫なんですけど……やっと本題(恋愛)に(笑)。
本田:本邦初のオンゴーイング(笑)。そこは意図的にやってるわけじゃなくて?
はあちゅう:リアルタイムのことを過去っぽく書いたりとか、誰か特定できないように。
田端:あっ、そういうボカシが入ってるんだ。
本田:むしろすごい編集力。今進んでる恋愛を、さも過去のことのように書けるってことですか?
はあちゅう:書けます。
本田:ちょっと僕、明日からそういう目でブログを見ちゃうかも(笑)。
(会場笑)
本田:「去年の〜」とか書いてあるけど、この瞬間か、みたいな(笑)。
はあちゅう:でも、人物特定は絶対されたくないんですよ。例えば私が田端さんと付き合ってるとするじゃないですか。そうすると私の書いたコラムが、他の人とのことなのに全部田端さんに変換されて……。
田端:元彼氏はわかるんじゃない? 「これ、俺のことだよな?」って。そこに対してはボカせなくないですか?
はあちゅう:わかる人もいるかもしれないですけど、そこに対しては「書きますよ」って許可を得たりとか。
田端:ちゃんと言うんですね。ボカすから、黙って書くんでいいよね的な……。
はあちゅう:わからないように誰かの例とマッチングさせたりとか、いろいろしてますね。
田端:そこの気配というか距離感がちゃんと感じられるから、決してオンゴーイングの自分のただの心境の吐露みたいなことには絶対なってない。距離感が常にあるからすごいなと思います。
この距離感がないテキストは、プチメンヘラ女子のTwitetrであるある、だそうです。
・・・・・・うん、よく見る。(自戒をこめて。)
男子でも時々いるそうですね。あんまり身近にいないから見たことないな。
気遣いと編集ができる、はあちゅうさんぐらいの力量がないと、本名×ブログ×恋愛トークはリアルの関係性を壊してしまいそうでとても危険な道です。
でも、SNSやメールなどテキストでのコミュニケーション量が多い現代。
テキストの比重が高い情報ツールを駆使して恋愛をするなら、文章力はひとつのモテ要素、武器になるのではないかと思います。
例えばこんなふうに。
ソーシャル時代には、圧倒的に文章能力が求められる
はあちゅう:すごい印象に残っている出来事があって、ふんわりいいなって思っていた男の人が2人いたときにすっごい嫌なことがあって。「今日は嫌なことがありました」みたいなLINEを(2人に)したんですよ。
Aさんからは「大丈夫?」って「そういうことがあったら俺が守るよ、今後は」って言ってくれたんですよ。もう1人Bさんは「大丈夫? 俺がいるよ」って言ってくれたんですよ。
「俺が守るよ」を見たときは、「守れてねぇじゃねーか」と思ったんですよ。実際嫌な目に合っているし。今後嫌なことがあったときに、またこいつ守ってねぇよってなるはずなんですよ。
でも「俺がいるよ」って言ってもらったときは、「この人がいるから私はまた平穏に戻れる、この人がいればこの先に嫌なことがあっても、いいか」って思えたので、私は俺がいるよって言ってくれた人の方が好きだなって。
「LINE 5往復」で恋愛偏差値がバレる! はあちゅう氏、ソーシャル時代の“モテスキル”を語る | ログミー[o_O]
その後、細かくないか?とつっこまれているんですが、私は共感しました。
不安定で揺れがちな気持ちを、側にそっといて、穏やかにしてくれる男性はとても素敵です。
一時期CMで大流行したビューネ君は、まさに女性が求める男性像のひとつではないでしょうか。
とはいえ、「俺がいるよ」という返しがすらりと出る、女性慣れしすぎている印象を受けるんですよね。
今までの恋愛経験がある程度豊富で、女性との関係構築の方法を心得ているニオイがします。
「俺が守るよ」と返して、頼ってもらうことを期待する男性側の気持ちも、ちょっと、わかるんです。
問題解決型の男性なのでしょう。義理堅く仕事ができるイメージが勝手に涌いてきました。
女性とのコミュニケーションはあまり得意ではないニオイがします。
個人的には、キライじゃないです。
・・・なんだか話がそれましたが、本日はここまで。
ご紹介した記事は、B&Bトークイベント「田端信太郎×本田哲也×伊藤春香(はあちゅう)『自撮り写真のキラキラアピールで男を動かそうとするのは、もうあきらめなさい!?』の書き起こしです。
全部で5本、どれも面白かったので、リンクもあわせてご紹介させていただきます。
【part1】はあちゅうが語る、”いい炎上"のコツとは? 10年間ディスられ続けた女の炎上論 | ログミー[o_O]
【part2】LINE・田端氏「スルーしとけばいいものを、真に受けるから…」 ソーシャル時代の渡り方を語る | ログミー[o_O]
【part3】女子のキラキラ自撮りって、効果あるの? はあちゅう×田端信太郎×本田哲也がブランド視点でブッタ斬り! | ログミー[o_O]
【part4】「LINE 5往復」で恋愛偏差値がバレる! はあちゅう氏、ソーシャル時代の“モテスキル”を語る | ログミー[o_O]
【part5】「村上春樹じゃないなら1000回告知しろ」 はあちゅう直伝、ソーシャルで人を動かす2つの心得 | ログミー[o_O]
週末読書ならぬ、週末読ログに、ぜひどうぞ。
おまけ
上記で、過去の炎上事例として紹介されていた、とあるブログ記事を読んでいたら、はぁちゅうさんの観察眼にため息出ました。
♂「男に生まれたせいで、おごらなきゃいけないから男って大変だよな」
私「でも女の子は美容費が半端なくかかってるんだよ。それ計算したら釣り合うかもよ?」
♂「とはいえ、男を落とすのに、必須なのは化粧だけじゃない?つまりネイルとかは必要経費じゃなくて自己満足なわけで。男にとってネイルしてることが『付き合いたい』にはならないと思うんだけど」
私「といいつつ結局男の子はネイルにも行ってるようなオシャレを楽しむ心の余裕と、
細部にも手を抜かない女の子が好きだとは思うけどね」
…化粧は必要経費って名言だと思います。
女の子が一カ月に使う美容費について。|伊藤春香オフィシャルブログ「はあちゅう主義。」
…私は男子並みに単純に、「ネイルってモテには必要ないよね!」なんて思ってた派なので、なるほどなぁと関心と納得してしまいました。
ネイルを含めた美容経費で、カワイイはつくれるんです。
でも、カワイイをつくるためには、余裕や手を抜かない心構えがいるんです。
男女の求める美容レベルのギャップについて想いを馳せる度、美女が不美人に、普通顔を美女に整形する2人の女性が主人公の小説、整形美女 (新潮文庫)を思いだします。
この物語の結末からすると、文章力も美容も、その裏に誰にどうモテたいのかといった哲学がないと、いくらレベルがあがっても幸せにはなれないだろうな、とまた更に考えてこんでしまうのです
それではみなさま、よい週末を。