たぶん、「結婚したい」ってより、「家族がほしい」んだとおもう。

昼も夜も働くアラサー女子が、仕事・恋愛・結婚について語ります。

昼下がり、公園で、生理について考えている。

今日は、朝から、調子が悪い。
心身ともに、エンジンのかかりが鈍くて、仕事に集中できない。

昨晩日本シリーズが延長して見たかったドラマ・ファーストクラスが1時間40分押しで放送されることになって録画もせずにテレビ前でゆるゆると仕事をして待機して夜更かししてしまったこと、とか、
朝晩冷え込んで日中の温度差が激しくなってきた季節の変化に身体が追いついていないこと、とか、
めずらしく連絡が途切れた彼からようやく返信があり風邪で寝込んで会社を休んでいるこを知ったこと、とか、

心がざわざわと落ち着きがなく、身体が重い理由を探せばきりがないけれど、
おそらく一番の原因は生理周期の影響だと思われる。

こんな時は、仕事でミスを出す前に、休息をとることが肝心。
気分転換を兼ねて、お弁当を持って公園にやってきた。
仕事先で食べようと思っていたけれど、まだ時間はたっぷりあるので、ベンチでお弁当を食べながらiPhoneでネットサーフィンをして、生理について考えてみた。

生理。月経。
男性には伝わりにくく、女性間でも症状に個人差が大きく、共感されにくいためあまり語られない話題の一つ。

この現象は本当に個体差が大きい。
生理前には人相が変わってしまう女性も、ひどいときには救急車を呼んでしまう女性も、ロキソニンが手放せない女性も、大きな影響はなくいつでも走り回れる女性もいる。

私自身、約30年自身の身体に付き合ってみて、症状のバリエーションに驚く。
季節や歳によって変化するこの現象と付き合うのは、とてもやっかいだ。

会社員をしていたころ、仕事に支障を出したくなくて、低用量ピルでコントロールをしていた時期もあった。
人口的に与えられたホルモンで、諸症状は緩和したので仕事はしやすくなった。

ただし、仕事が好きすぎて働きすぎる私の場合、コントロールされすぎた心身が壊れるきっかけにもなったのだと思う。
生理周期にあわせて仕事をセーブすることがなくなった私は、仕事にのめり込みすぎて、自律神経を狂わせてしまった。

休職、退職、独立。
自分のペースで仕事を構築するようになった今、コントロールすることはあきらめて、今こうして身体の重みと向き合っている。

昼下がりの公園で、色づき始めた木々に囲まれてベンチでこれを書きながら、周囲の様子を観察している。
ふっくらとした鳩が首を小刻みに振りながら近くに落ちた木の実をついばみ、公園の柵から大きくてつややかな黒い烏が飛び立ち、素早く動く雀がベンチの横の砂利を音を立てて駆けていく。
久しぶりに野生の生き物を間近でじっくりと観察していることに気付いて、すこし驚く。

生まれ育てられ、食料とパートナーを探し、繁殖し産み育て、死んでいく。
人間もさして変わらない生き物なのに、私はときどきこのシンプルな生の営みを忘れて、社会的文化的に繁栄することばかり考えてしまう。

コントロールすることをあきらめた今、月に一度やってくる生理の影響は、私自身が生き物であることを思い出すひとつのきっかけになっている。
仕事できない悔しさよりも、生き物らしくなった嬉しさのほうが、いまは、大きい。
それは私の一つの大きな変化。

さぁ、午後の仕事にとりかかろう。
仕事が終わったら、風邪に効くレシピを探して連絡しよう。


その他、メモ。

私はフリーランスになってよかったと思うので共感することもあった、匿名ダイアリー。
これを書いた増田は女性なのかもしれない、とふと思った。


夜の仕事をはじめて感じた一つのメリット。
互いに気遣いながら、仕事の負担を分散させられる。

ちなみに、私の働いているお店には男性従業員がいません。
それもあってなお相互フォローが動作しているのではと思います。

男性から見た、女性の生理現象について。
出産は私の未知の世界。