たぶん、「結婚したい」ってより、「家族がほしい」んだとおもう。

昼も夜も働くアラサー女子が、仕事・恋愛・結婚について語ります。

結婚して出産をしたい、ほんとうの理由。

小学生の頃、私は、男女の性差に納得がいかなかった。
ショートカットにジーンズ姿で、男の子と一緒に遊び、勉強で競い合った。
将来は、結婚しないで、たくさんの犬猫と一緒に暮らす、と卒業文集に書いた。

それが今、こうして結婚や恋愛にまつわるブログを書いている。
このことをもしあの頃の私が知ったら、とても驚くだろう。

初潮が早かった私は、小学校高学年の頃には、身体の変化に悩み、戸惑っていた。
中学に上がったら制服の動きにくいスカートを履かなければならないことに、憤りを感じていた。
同級生と成績で競い合うのは楽しかったけれど、体力では男子に叶わなかった。
毎月やってくる月経独特の、身体の重みや変化に、イライラしていた。

思い出せば、この急激な変化に、いつも怒っていた。
でも、誰にぶつけたらいいか分からない怒りだった。
男に生まれたらよかったのに、と、幾度も思った。

そんな身体の変化と付き合って約20年、私の中で女性性はだいぶ定着してきたけれど。
相変わらず周期に合わせた激しい心身の変化に、うんざりすることも多い。

だからこそ、こんな性に生まれたからには、十分に楽しんでやろう、と思うようになった。
恋愛、性愛、結婚、出産。
ヘアメイク、ファッションにはじまる、女性ならではの文化活動。

今まで思い悩んだ身体の変化を楽しみに変えるには、女としての性別を味わい尽くしたい。
それが、私の、結婚して出産をしたい、ほんとうの理由。

これは、夜の仕事への好奇心を押さえられなかった、一つの理由でもある。
女としての性別を生かした働き方。

小学生の頃の怒っていた私が、今の私を知ったら、きっと納得するだろう。
どこにもぶつけられなかった怒りは、いまこうして消化されつつある。